義仲英一
上手な返済方法
こんにちは、義仲です。
先日に引続きローン関係のお話です。
実行される住宅ローンが決まったら、返済計画も動き出します。
上手な返済方法として代表的な方法は、繰り上げ返済、借り換え、
返済条件変更の3つです。
〇繰り上げ返済
毎月の返済額の他にまとまった金額を返済する方法の事です。
繰り上げ返済することにより、毎月の返済額を減らす「返済額軽減型」
か支払期間を減らす「期間短縮型」をのどちらかを選ぶ事が出来ます。
なお、金融機関によっては、下限額を設定している場合があります。
手数料は金融機関によって異なるので、繰り上げ返済下限額と手数料
については必ず契約前に確認しておきましょう。
〇借り換え
他の住宅ローンに組み替えることで、現在利用している住宅ローンを
完済する方法です。
固定金利の固定期間が終わる時期に借り換えたり、低金利のものに
借り換えることで総返済額を減らせます。
ただし、異なる金融機関を利用する場合、数十万円の事務手数料が必要
になります。場合によっては、現在の住宅ローンより支払総額が高くなる
事もあります。
そのため、借り換えで得をするための目安として、〈ローン残高が1千万
円以上〉〈借り換え後の金利が1%以上下がる〉〈返済期間が10年以上
残っている〉などが挙げられています。
〇返済条件の変更
ローンの返済期間、ボーナスと毎月の返済比率、返済タイプなどを変更
する方法です。
転職や子供の進学などで今まで通りの返済が難しくなった場合、返済額の
減額や融資期間の延長ができます。
逆に、支払いに余裕ができた場合は、元利均等返済(毎月の支払額は一定)
から元金均等返済(毎月の元金額が一定で利息が加算される)に変更すれば、
返済総額を減らすことができます。金融機関や変更内容によって、手数料が
有料になります。
なお、住宅ローンの条件や変更内容によっては、返済条件を変更できない
場合もあります。金融機関によって多少のずれはありますが、3か月以上
住宅ローンを滞納すると、一括返済か売却を迫られます。最悪のシナリオ
を避けるには、『滞納する前』の相談が必須です。
早期完済に向けて何度も繰り上げ返済をした結果、転職による収入減に対応
出来なかったという事例もあります。やみくもに早期完済を目指すのではなく、
生活に不安の無い範囲で、安全な返済を実行したいものです。