義仲英一
外空間を考える
こんにちは、義仲です。
住宅の密集した地域でも青空の下で食事を楽しんだり、子供達と一緒に
水遊びやひなたぼっこを楽しむ事の出来るアウトドアスペースの計画が
増えています。
『敷地の空いたスペースを積極的に楽しむ外空間と考えてみて、暮らしの
幅を広げる』という考えが広まっている結果だと思います。

予算をかけて作った割には、あまり使わなかったとならない様に、自然
に使いこなせるアウトドアスペースの作り方のアドバイスです。
先ずはドライな部分を増やすという発想。ドライな部分とは、タイル貼り
のテラスやウッドデッキの事です。土のあるウエットな部分を減らし、
ドライな部分を増やすと利用しやすくなります。
デッキやテラスは、日当たりの良い南側に。と考えてしまいますが、直射
日光の当たる量が多い南側は、過ごしやすさを求めた場合、屋根や日除けが
必須となるでしょう。
一方で東側や北側の外空間は屋根が無くても、春から夏、夏から秋と使い
やすい面を持っているのです。
ドライ部分とウエット部分のバランスと適した外空間の位置が固まったら、
自然と出入りしたくなる場所かどうかイメージしてみましょう。
アウトドアスペースでの目的がくつろぎのティータイムなら、キッチンや
ダイニングとの連動性を考えておきたいですね。
目的達成の為に一番良い位置を導き出せれば、予算に見合ったアウトドア
スペースが作られますよ。