義仲英一
少ない階数=費用負担減?
こんにちは、義仲です。
「土地さえ広ければ平屋を建てたい!」と思った事はありませんか?
平屋は一筆書きの様に動線を計画しやすい事もあり、ストレスの少ない
住まいが叶えやすいので魅力的です。
建物の高さが低い分、構造的にも強く設計しやすいですし、窓や雨樋の
家の外の掃除がしやすい点なども魅力の一つです。
デメリットも知っていただきたいので、お伝えします。
・建築費用が割高 ・日当たりや風通しが悪くなることがある ・外から侵入されやすい ・生活感が外からわかりやすい ・洗濯物が丸見えになりやすい
中でも、最も気になるのが建築費用が割高になるという点ではないで
しょうか?階数が少ない分、費用が安いと思われる事が多いのですが、
実は違います。
同じ坪数だとしても、総2階建ての住宅と比べると、平屋の場合1階
で広さを確保しなければならない為、基礎や屋根の面積は倍近くになる
事が想定されます。階数が少ない分の費用負担より、1階で希望の広さ
を叶えようとする為の費用負担が上回る為に、割高となってしまうの
です。
土地の広さも重要になってきますが、費用対効果がより求められるのが
平屋建築の計画だと思います。平屋建築を考える際は、少ない階数=
費用負担減は成り立たない事を頭に入れておきましょう。