義仲英一
分離と共同
こんにちは、義仲です。
二世帯住宅には、共有部分が全くない完全分離タイプと、
全く同じ空間で過ごす完全共同タイプと大きく別けて2
種類あります。
完全分離とすれば、将来的に賃貸住宅として貸し出すと
いうような可変性が生まれます。又、個室以外を共同、
共有するなら、建築費用を抑える事も可能です。
2世帯住宅をお考えの皆さんは、どの程度共有したいと
お考えでしょうか?本日は、2世帯住宅成功のポイント
についてです。
先ずは、親世帯と子世帯の平日と休日のタイムスケジュ
ールから書き出してみましょう。お互いの生活パターン
が違うほどストレスを感じやすくなりますので大事です。
入浴時間や食事の時間が異なるなら、キッチンと浴室は
各世帯に設けた方が良いでしょう。
就寝中にトイレに行く回数が多いなら、トイレと寝室の
位置関係への配慮も必要です。
そして、食事について。食事の時間帯が同じだったとして
も、食の好みが違ったり、料理の得意・苦手を意識するの
ならば、キッチンを別けた方が安心です。
予算の都合でキッチンを2か所確保できないなら、片方を
ミニキッチンとする案をお勧めします。キッチンが2箇所
ある事で世帯ごとに好きなものを食べれる。来客時や生活
時間がずれた時に使用出来る。といった使い方が可能と
なります。
そして最後は、交流の場です。共有スペースが少ないと、
どうしても両世帯の交流の機会は限られてしまいますので
大事にしたい点です。
理想は庭やテラスを活用して、お茶などを楽しめる事です。
屋外として共有スペースが作りにくい場合は屋内に共有出
来るスペースを検討してみましょう。
共通の趣味が有るなら趣味空間。家事をしながら話が出来
る空間。子供と一緒にくつろげる空間など、部屋としてで
は無く、家の規模に合ったスペース作りを取り入れてみま
しょう。
分離なのか、共同なのか、どちらのタイプの2世帯住宅を
建てるのか両世帯が本音の話合いを重ねながら、ご紹介し
たポイントを意識してご計画してみて下さい。