義仲英一
縁側とデッキ
こんばんは、義仲です。
皆さんのお住まいには縁側はありますか?実家になら縁側があるという方が
多いかもしれませんね。
最近ではウッドデッキの話は聞いても、縁側の話を聞く機会はすっかり減って
しまった気がします。今日は縁側とウッドデッキについて触れてみたいと思い
ます。
縁側は、板張りの範囲が家の中にある広縁と、板張りの範囲が家の外にある濡縁
との2種類のタイプがあります。家の中と外の境界のような場所で、「ここから
家の中」「ここから外」という意識を持つための場所でもあります。くつろぎの
空間として取り入れる事が多いという特徴があります。
ウッドデッキは基本的に「庭に面した場所」に設置されています。
割と広いスペースを確保する事が多いので、家の中ではできない事を可能にして
くれたりと、様々な用途に活用しやすいという特徴があります。

濡縁、ウッドデッキは雨風にさらされての劣化のリスクが伴いますので、使用する
材の選択も気にしなければなりません。IZUMO建築設計では、ウエスタンレッド
シーダー(カナダヒノキ)を使用してのウッドデッキ、濡縁づくりをお勧めしており
ます。
雨ざらしにしても虫が付きにくく、耐久性が有るのが特徴です。カナダでは電柱に
使用されているほどです。木の持つ柔らかい質感、肌触りはそのままに有害な防虫
防腐処理を施さなくても長持ちするという点も魅力です。
縁側とウッドデッキには、明確な「定義の違い」というものは存在しない様で、
和風か洋風か、施工方法の違いなどによって、分けられています。
皆さんの生活スタイルや家の雰囲気などによって、らしさを感じられるのはどちら
かな?という感覚で縁側、ウッドデッキづくりを検討されてみては如何でしょうか。