義仲英一
不安の少ないリフォームの為に
こんにちは、義仲です。
築後、20年もすればリフォームを行う人が増えるのは何故か
分かりますか?屋根、壁に激しい劣化が見られたり、水回り設
備を一新したりという理由もありますが、家族の成長と共に家
の住み心地が変化しているのも影響しています。
間取りに手を加えるリフォームとなれば、壁の配置は重要です。
建物を囲み被う外周壁だけで無く、部屋と部屋を仕切っている
間仕切り壁も建物を支える役目を担っている場合、この壁を撤
去することは出来ません。
耐震性の不安を避け、リフォームの自由度を増やしたいのなら、
建物を支える「耐力壁」を、できるだけ外側に配置しましょう。
家を守る為に壁の量とバランスは無視出来ないので全てが思い
通りになるとは言い切れませんが、将来のリフォームの可能性
のある計画を検討している意思を建築会社、設計士に伝えれば、
将来のリフォーム計画を考慮した間取りづくりを進めて行く事
が可能となります。
1年以内に建築する家も、5年後に建築する家も、将来リフォ
ームをする可能性を秘めているのは同じです。将来どのように
変化させる事が可能な家なのかを新築の計画段階から考えてお
けると良いです。家の構造を知っておく事が将来の不案の少な
いリフォームへと繋がります。