義仲英一
把握しにくい出費
こんばんは、義仲です。
建築計画を進めるにあたって相談されるお客様は、見積りの提示
を建築会社に求め計画の実施を検討されます。そうです、必ず行
われるやり取りです。そのやり取り中に交わされる見積書ですが、
一度では把握しにくい出費内容が存在するのをご存じでしょうか?
その出費内容についてご紹介致します。
『地盤補強工事費』
計画の建物を建てるにあたって、地盤の補強工事が必要となった
場合の工事費用です。建築用地に対して配置と建物概要が決まった
状態で調査を行い、工事が必要か判断します。よって、計画初期
段階では費用を明確にするのは難しいです。
『外構工事費』
庭、塀、駐車場の屋根など、家本体とは別で家の周りの仕上げに
関係する工事費用です。趣味趣向にも影響されやすいので、建築
会社からの提示通りになりにくく、明確にしにくい費用です。
『家具・家電・インテリアの費用』
今まで使っていた家具や家電を使い続けるという場合もありますし、
環境が変わることにより家電製品を新しく揃えるという計画も生じ
ます。新しい家での生活をイメージする事が出来ないと割り出せな
い費用です。
「手元に残すはずだった資金を予算超過分に充ててしまった」といった
事にならないように予算配分は大切です。建築予算は、土地代+建物代
+諸費用の公式のもと考えられるのですが、その中に把握しにくい出費
の存在もあることを忘れないで下さい。