
義仲英一
住宅は産業?
こんばんは、義仲です。
日本では住宅を産業として捉えられる事が殆どです。
実際、皆さんは住宅をどう捉えられておられるでしょうか?
欧米では、住宅は文化として捉えられています。
工法、材料を継承し先人の知恵を活かした季候・風土に合った
家づくりが意識として根付いている為、文化として捉えられて
いるのでしょう。
日本は、安価で施工しやすかったり見た目が良い物を追求したり
する傾向が強い為に、工業化製品の家が良い物として扱われます。
産業として捉えられる事が多いのは、そういう風潮が有るからだと
思うのです。
工業化製品を使って建てる家でも構わないと思うかもしれませんが、
工業化製品の悪い点はメンテナンスが当たり前の様になってしまう事
です。10年も経てば屋根も壁もメンテナンスで手を加えるのが当た
り前という感覚を住宅で持つのは危険です。
欧米の様に風土に合った工法や耐久性を持った資材を利用する家づくり
をすれば、メンテナンスが当たり前。は無くなるのです。
日本の住宅寿命は、先進国の中でとても短いとされています。
メンテナンスが当たり前の風潮が無くならない限り日本の住宅寿命は
短いままです。家づくりを真剣に考え始めたのなら、メンテナンスが
当たり前という考えは無くして欲しいです。