top of page
検索
  • 執筆者の写真義仲英一

古民家が残されている訳

こんばんは、義仲です。

聞き慣れない言葉だと思いますが、スケルトン・インフィル

という考え方を知っておられるでしょうか?


スケルトンは長く残して使うべき構造体を指し、インフィル

は時代や好みに合わせて変えていく設備やインテリア等を指

します。

しっかりスケルトンを設計してさえおけば、後にライフスタ

イルやデザイン等が変化しても受け止める事が出来ます。

スケルトンは器であり、インフィルは器に入れる料理や盛り

付けのテクニックと考えると分かりやすいですかね。


欧米では比較的一般的な考え方ですが、日本でもスケルトン・

インフェルという考え方は、決して新しい事ではありません。

昔から日本にある古民家や古建築は、柱をしっかりと格子状

に配置したスケルトン建築なのです。

現代流の暮らしやインテリアを取り込んだ古民家再生なんか

は、インフィルにあたりますね。











古民家が残されているのは、構造強度について考えられた建築

であり、災害で簡単に倒壊してしまわないスケルトンだと認め

られているからなのです。

更に家の資産価値、スケルトンの資産価値をもっと大切に考え

られれば、現代社会が抱えている空家問題に貢献するでしょう。




閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

bottom of page