義仲英一
固定資産税への影響
こんばんは、義仲です。
リフォームを行った場合、建物の評価価値はどうなるんだろう?
と考えたことはありますでしょうか?建物の評価価値は固定資産税に
関係するので、意識していなかったという方は、意識しておかれると
良いですよ。評価価値はリフォームでも変わる場合有りです。
固定資産税は、固定資産評価額に基づいて算出される税金で、土地や建物を
所有する場合、管轄する市町村に税金を納付する義務が発生します。
土地に関しては、地域開発などで価値が上がればそれにともなって変動します。
一方、建物の価値は年々下がる傾向にあるため、築年数が古い建物ほど固定
資産税は安くなるのですが、リフォームの内容によっては上がります。
理由は付加価値がついたとみなされるためです。
では、どんなリフォームだと固定資産税は上がるのかご紹介致します。
〈延べ床面積が増えるリフォーム〉
固定資産評価額は、床面積をもとに算出されます。
そのため、階数や部屋数を増やすと、建物の延べ床面積が増えるため、
固定資産税が上がります。不動産登記の変更も必要になります。
〈基礎のみを残した大規模リフォーム〉
柱や梁といった家の骨組みだけを残して行なう大規模リフォーム(スケルトン
リフォーム)の場合、外観はもちろん、家の機能性や安全性が高まると判断
されるため、建物の価値が上がります。いくら骨組みを残していても元の建物
とは全く異なる建物に生まれ変わると判断されます。
〈建物の利用目的を変更するためのリフォーム〉
利用目的が変わるとは、例えば居宅として使っていた家を一部リフォームし、
店舗や事務所に利用するといった場合です。建物の価値が変わると判断され
ます。また、利用目的が変わるので、建築確認申請が必要となりますし、登記
の変更手続きも必要となります。
あなたがもしリフォーム工事を計画されているとして、ご紹介した内容には該当
しそうでしたか?固定資産税は家屋の状態が変わると家屋調査によって評価額が
見直されます。しかし、全てのリフォームが評価に影響するわけではありません。
工事計画を立てられたらどんな扱いになるか把握しておきましょう。