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  • 執筆者の写真義仲英一

埋蔵文化財包蔵地

こんにちは、義仲です。

埋蔵文化財包蔵地をご存じでしょうか?

家を建築する事は出来ますが、家づくりの計画の工期の部分に

大きな影響が出るかもしれないので、注意が必要です。


埋蔵文化財包蔵地とは簡単に言うと、昔、人が住んでいて住居の

跡があったり、土器や石器などが埋もれている可能性がある土地

の事です。何かしらの遺跡があった場所が埋蔵文化財包蔵地に

指定されていると言えます。

遺跡が出てくる場所なんてそんなに多くないだろうと思うかも

しれませんが、日本全国で40万~50万箇所、存在しています。

昔、平城京や平安京のあった奈良や京都がイメージしやすいです。

都があったとなると広範囲です。現在、普通に家が建っている場

所が埋蔵文化財包蔵地という事は珍しくありません。


影響についてですが、埋蔵文化財包蔵地で家を建てる場合、先ず、

工事開始の60日前までに国へどういう工事をするのか届出を出さ

なければなりません。実際には各市町村の教育委員会に届出を出す

事になるので、教育委員会がその届出を元に現場確認や協議をし、

家を建てる際にどういう対応が必要なのかが決まってくる事になり

ます。

遺跡が残ってなかったり工事が埋蔵文化財に影響しないと分かれば、

注意して工事を進めるよう指示があるだけ。という場合もあれば、

遺跡が残っていて発掘が行われるという事もありえます。

可能性として遺跡が出てくるケースは低いですが、万が一を想定し

ておく必要があります。埋蔵物の有無によって、工事を予定通り進

められるかどうか左右されます。入居時期まで確定しているような

タイトな建築スケジュールを組んでおられる場合は特に注意が必要

です。

埋蔵文化財包蔵地に該当する場合、物件資料に記載されていますの

でしっかり把握しておきましょう。

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