義仲英一
宅地へ生まれ変わる
こんにちは、義仲です。
ふと気付いたら水田が分譲地へと生まれ変わっているのを目にしたことは
ありませんか?実際、水田から分譲地への生まれ変わりも増えているようです。
水田で汗水流しているのは高齢の方が殆どの印象です。親世代から子世代へ
引き継がず、水田を手放すことを選んだという背景があるのかもしれませんね。
水田や畑に家を建てるためには確認しなければならないポイント4つのポイント
がありますのでご紹介します。
①宅地転用の確認
まず、土地には地目というものが存在しています。地目とは土地の用途による
区分のことで、登記事項にその土地の地目が記されています。
田んぼに家を建てるためには農地(農作を目的とする)として登録されている
土地を宅地(住宅を建てることを目的とする)として登録し直す必要があります。
このことを「農地転用」といいます。基本的には地元の農業委員会へ申請を提出
します。農地の種類によっても申請内容が異なり、どの程度の時間がかかるのかも
まちまちです。
②インフラ整備の確認
水田や畑を宅地にする場合、水道、排水経路、電気すべてのインフラが整っていない
ことが殆どです。住宅を建てる為に整備可能であるか確認すると同時に整備費用も
明確にして行く事が大切です。
③ローンの確認
住宅ローンをご利用される場合には、この土地は銀行が融資をしてくれる土地か
どうかを事前に確認する必要があります。市街化調整区域ですと新たに建築物を
建てたりすることを極力抑える地域でもありますので、思ったように融資を受け
られない場合もあるのです。敷地の内容が分かる資料を持ち、融資を受けようと
している金融機関で確認を行いましょう。
④接道義務の確認
建築基準法の接道義務は果たせるかの確認も必要です。
建築基準法では住宅を建築する場合、幅4m以上の公道に2m以上敷地が直接、
接していなければなりません。つまり、道路から家の敷地へ他人の土地を通らず
に進入できなければならないのです。この条件を満たせないと、所有地であろう
と住宅の建築が難しくなります。
「親が持っている田んぼや畑を利用して、家を建てたい。」 「田んぼや畑が余っているから子供にその土地をプレゼントしたい。」
という方は、4つのポイントを把握しておいて下さいね。