義仲英一
単位について
こんにちは、義仲です。
家づくりでよく使う単位はcm(センチメートル)ではなく
mm(ミリメートル)を用いるのが一般的です。
普段はcmで物の寸法を測る事が多いので、家づくり計画を
始めたばかりの方は少し戸惑うかもしれません。あえてmm
で測る癖を付けておけば、家づくり計画を始めた当初の違和感
は無くせるかもしれませんね。
設計の話が進むと、モジュールという言葉が出てくると思います。
建築用語しては設計上の基準となる基本寸法のことです。規格化
された構成単位です。
よく使われるのが、尺モジュール、メーターモジュールです。
尺モジュールは3尺(910mm)単位で考え、メーターモジュール
は、その名の通り1m(1000mm)単位で考えます。
部屋の広さを決めたり、廊下の幅を決めたりと、柱の芯から芯までの
距離・間隔をモジュールで考え、間取りを考える際、空間の割合を
固めていくのです。

尺モジュールなのに、廊下の幅が910mmより狭い。廊下が出来上
がってから、あれ?と思わないようにして注意して下さい。モジュール
は柱の中心から柱の中心までの距離を示していますので、実際は柱より
内側に内装の壁が出来上がるので、その分910mmよりどうしても
狭くなってしまいます。
絶対に必要な寸法を確保したい場合は、天井や壁が仕上がった状態で
確保してして欲しい仕上がり寸法を事前に伝える事を忘れないように
しましょう。
mm単位、モジュールに慣れておくのも間取りプランづくりを円滑に
進めて行くためのポイントの一つです。