義仲英一
土地は有利な資産?
こんにちは、義仲です。
国土交通省が定期的に行っている調査の一つに
「土地問題に関する国民の意識調査」があります。
調査結果の中で興味深い傾向を見つけました。
「土地は預貯金や株式などに比べて有利な資産か?」
の問いに初回調査(平成5年度)では、
「そう思う」・・・61.8%
「そうは思わない」・・・21.3% と、大きな差がありました。
しかしその差は年々縮まり、平成12年度に逆転します。
「そうは思わない」人の割合は、増加傾向にあります。
その背景に、定期借地権付きの土地の利用も影響している
のではないかと考えます。
定期借地権は、平成4年8月に施行された「借地借家法」に
より誕生しました。従来の借地権と異なり、当初定められた
契約期間で借地関係が終了し、その後の更新が無いものです。
不動産を所有した場合の負担や苦労を考え、土地を購入する
のではなく、定期借地権付き土地の利用を決意する方がいらっ
しゃる訳です。
持ち家が良いのか借家が良いのか?と同じ様に土地を購入した
方が良いのか、借りた方が良いのか?についても正解はありま
せん。
ですので、土地は有利な資産なのか?というそれぞれの価値観
によって選択は別れます。ご自身にとってベストな選択をされる
事を願っております。