義仲英一
屋根勾配の話
こんばんは、義仲です。
家のデザインをする際に外観はできるだけ整えたいと思う方が殆どだと思います。
更に格好良かったり、可愛らしかったりと好みの雰囲気が実現出来れば最高ですね。
家の外観は屋根の勾配が大きな影響を与えることがありますので、屋根の勾配に
ついて知っておいて下さい。
屋根勾配とは簡単に言うと屋根の角度の事です。
2寸勾配や4寸勾配といった数字で表わされ数字が低い方が勾配がゆるく、
数字が大きい方が勾配がきつい屋根となります。
比べてみるとこんな感じです。左から2寸勾配、4寸勾配、6寸勾配です。

屋根の勾配は屋根に使う材料によって、どれくらいの勾配にできるか変わってきます。
ガルバリウム鋼板などの金属製の屋根であれば、勾配設定の自由度は高く、瓦屋根
などはある程度、屋根に傾斜がついてないと施工できないなど一定のルールが定め
られています。
又、費用面でも影響の出る場合があります。それは勾配のきつい急な屋根をかける
場合です。(5寸勾配を越えると費用割高になるケースが多いです。)
理由は、勾配がきついと職人さんが屋根に登って工事するのが大変になるという点や
屋根工事専用の足場が別途必要となってしまう点があげられます。
特徴的な屋根にしたいと、勾配をきつくしようと考えておられる場合は、こららの
点をしっかりと把握しておいて下さいね。
デザイン重視で物件資料を集めなければ、急勾配屋根を目にすることは少ないと
思います。程よいバランスの勾配屋根が、雨仕舞いを悪くすること無く外観の
バランスを整えやすいことから採用の比率が高いのです。(2寸屋根~4寸屋根
の設定が多いです。)
皆さんの理想の屋根はどんな屋根ですか?屋根勾配について合せて考えて、家に
帰るのが楽しみになるような外観作りに挑戦してみては如何でしょうか。