義仲英一
浴室について考える
こんにちは、義仲です。
皆さんは「浴育」という言葉をご存知でしょうか?
浴育とは、入浴の方法やその効果、お風呂の楽しみ方などを学ぶことです。
心身の健康をより良く育むために行います。
そういえば、掛け湯ひとつにしても、掛け湯の後に入浴し、温まってから
体を洗うと親に教わった人もいれば、全部洗ってからでないと浴槽に入って
はいけないと教わる人もいます。
修学旅行や温泉などで、家族以外の人と初めて一緒に入浴した時、我が家の
ルールとよその家庭のルールの違いを知ったという経験をされた方も多いの
ではないでしょうか。
ある調査によると、約9割の親子が一緒に入浴しているようです。
その目的は、髪や身体の洗い方やお風呂の使い方などを教えることだけでは
ありません。
しりとりやなぞなぞなど頭を使う遊びをしたり、アルファベットやひらがな、
九九などの練習を一緒にします。お風呂が親子のコミュニケーションを図る
大切な場所となるのです。これから新しい住まいをお考えの皆さんは、家族
の大切な場所となるお風呂をどんなものにしたいですか?
危険が多い箇所でもあるので、安全性を考慮したい。清潔に保つ為に掃除・
メンテナンスがしやすさを重視したい。等、様々な思いが有ると思います。
浴育を考え、それぞれのご家族に合った浴室づくりに向けて家族で意見を
交わしてみましょう。